結論から言うと痛くないです。
こんなけやったら説得力ないですよね。
「鍼灸師やってんねんからそんなん言うん当たり前やん」
って思われてもおかしくはないです。
っということでなんで痛くないかを話していきま~す。
「はりを刺す」って聞くと痛いイメージがあると思います。
しかし、鍼治療で使う鍼の太さや先端の形は注射針とは全然違うんです。
前回お話しした内容は鍼の太さで、読まれた方は
「あ、鍼って太くないんや」
と思われたと思います。
太さも痛みに関係しますが、
一番関係するのは鍼の先端です。
注射針の針はどうなってるのかというと、
薬液を通す筒状になっていて、先端が「ナイフ」のようにカットされてるんです。
やから針が皮膚を切り裂いて、体内に入っていくので、痛みを感じてしまうんです。
一方で鍼治療で使う「鍼」はめちゃくちゃ細いのはもちろんのこと、
先端が丸みを帯びてるんです。
なんで、丸みが帯びてるのかと言うと、
皮膚や筋繊維の間をかき分けて入れるためです。
そのため、刺した瞬間の皮膚の抵抗が少なく、痛みもほぼほぼないということです。
けど、鍼治療の鍼も皮膚を傷つけるのには違いないので、
敏感な人は「チク」って感じてしまう人もいています。
さぁここで、鍼治療にはもう一つの痛みの種類があるんです。
「え!?もう一つの痛みの種類!?」
「そもそも痛みに種類なんかあるん!?」
って思われたのではないでしょうか。
実は、、、、
「あるんです!!!」
「鍼」を刺すともう一つ感じられる痛み、
それは、、、、
「ズン~っ」
という痛みです!
どっちかというと、気持ちいいよりの痛みですね。
「あ~そこそこ」
「それやねん!」
という痛みの種類です。
この痛みを何て言うのかというと
「響き」
と言われるものです。
鍼特有の痛みの種類です。
なんでこれが起こるのかと言うと
簡単に言えば、
硬くなった筋肉が痛みを感じる神経を常に圧迫していて、
その硬くなった筋肉に鍼を刺すことで、身体にとって鍼は異物と判断され、
無意識に自分を守ろうとして一時的に筋肉がぎゅって収縮します。
元々圧迫している神経を鍼刺激からの筋肉の防御反応で
さらに圧迫するので重く感じたり、痛いと感じたりするんです。
これが「響き」です!
ということで、鍼の痛みの種類は2つあるが、
一つはほぼなく、
もう一つは「響き」と言われる痛みですが、
気持ちいい痛みなので、
結論痛くないということです!!
「響き」も嫌いな人はいてるので、まずは受けてみてくださいね!