ホメオスタシスについて

ホメオスタシスという言葉をまず覚えてください。
今後めちゃくちゃ大事な言葉になります。


まずホメオスタシスとは、
「外界がたえず変化していたとしても、体内の状態(体温・血液量・血液成分など)を一定に維持できる能力のこと」
です。


難しく書いてあるのですが、かなりざっくりというと
「どんな状態でも身体の状態は一定に保てれる」
ということです。


これで分かりましたか?


ホメオスタシスという言葉自体は「変化しない」という意味を持ちます。
しかし、人間の場合は全く変化しないというよりある一定の狭い範囲を変動している平衡状態なんで、確実に変化しないかというと若干は変化します。


基本的には身体内の話で、自律神経が一番関わってきます。


本日お伝えしたのは体内の話ではなく、身体全体を考えたときのホメオスタシスについてです。


さっきも言ったんですけど、ホメオスタシスには「変化しない」という意味です。
人(人だけではない)は何か変化が起こると元の状態に戻そうとするので、いろんな変化が生じます。


「あ、あれがホメオスタシスってことなんや!」っていうことを今から例えていきます。
よく皆さんがなることです。
寒い日で体温が下がると鳥肌になったり、体を震わしたりしますよね??
これらは体温をこれ以上下げないような役割です。


このような、身体の安定的な状態を保つために、体内の(特に内分泌系、自律神経系、免疫系)変化をなるべく一定にする機能をホメオスタシスというんですね。


ホメオスタシスが損なわれるときがあります。
それはストレスや環境変化です。
ずっと実家暮らししてきていた人が遠いところで一人暮らしをするとホームシックになる人がいてますよね?


あれもホメオスタシスがやられた状態です。


初めての一人暮らしで環境が大きく変わり、ストレスもめちゃくちゃたまります。
すると帰りた〜くなったり、体調を崩す人もめっちゃいてます。


こうなると「元の状態=実家に住んでいた環境に戻りたい」というホメオスタシスが無意識に働きます。
ホームシックっちゅーやつですわ。


これは色々なところで言えることです。


例えば、治療のところでいうと
たいがいは一発で痛みは無くならせれます。
けど人間は元に戻る力が強いので、痛くない期間が最初の施術では3~7日間程度保つのが普通です。(人によりけり)


そこから施術の回数を重ねていくことで、身体に「こっちに戻るのが正しいんやで」と覚えさせていくのです。


あくまでも人によって全然変わってきますし、施術者でも考え方は違います。


物によれば一回で済む物もあれば、ほんまに長期で考えないといけないこともかなりあります。


けどこれだけは言えます。
一発で治せれますが、良い状態を継続させれるかどうかなのは施術者ではなく、自分自身なのです。


何事をするにしても、同じことを何回も繰り返して、よくしていきますよね。
人間の身体も一緒です。


ケアもトレーニングも食事も全てです。
毎日欠かさずすることで、健康で良い状態が保てれます。


っということで話脱線しかけたんですが、
まとめると
ホメオスタシスが人間の身体にはあり、元に戻ろうとする力が人間には働く
っていうことです。


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