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「もっと寝ろ」と言われても、何時間寝ればいいのか、何から変えればいいのか——そこまで具体的に教えてもらえることは、あまりないと思います。
この記事では、その2つをはっきりさせます。数字と、やる順番。それだけです。
結論:まず、この順番でやってください
いきなり道具を買う必要はありません。効果が大きくて、お金がかからない順に並べるとこうなります。
| 順位 | やること | 費用 |
|---|---|---|
| 1 | 寝る前のスマホをやめる | 0円 |
| 2 | 寝る90分前に風呂から出る | 0円 |
| 3 | 部屋を24〜26℃・湿度50〜60%に | 電気代のみ |
| 4 | マットレスを見直す(中程度〜やや硬め) | 数万円〜 |
| 5 | 枕の高さを見直す/遠征が多いならポータブル | 数千円〜 |
1〜3を飛ばして4から始めるのは、もったいないです。とくに「寝る90分前の入浴」は、13件の試験をまとめた研究で寝つくまでの時間が約36%短くなると報告されているのに、タダでできます。
そのうえで道具を足すなら、いちばん効くのはマットレスです。寝ている6〜9時間、ずっと体が乗っているものだからです。硬さは中程度〜やや硬め。硬ければいいわけではありません。
遠征が多い選手には、西川のエアーポータブルのような持ち運べるマットレスを勧めています。ホテルのベッドは柔らかすぎるか硬すぎるかのどちらかなので、1枚敷くだけでいつもの寝心地に近づきます。
遠征が多い選手に、僕が勧めているのが西川の[エアーポータブル]です。(スリム 35,200円/標準 42,900円/プロ 88,000円)
※ 4モデルの違いと選び方は「睡眠の質を上げる方法」の記事で詳しく比較しています。
具体的な選び方(マットレスの硬さ、ポータブル4モデルの違い、枕の合わせ方、リカバリーウェアの位置づけ)は、 睡眠の質を上げる方法にまとめています。
なぜ、そこまで睡眠にこだわるのか
「寝るのは大事」と言われても、実際には後回しにされがちです。でも、数字を見ると印象が変わると思います。
- 中高生アスリートで、睡眠8時間未満だと怪我のリスクが約1.7倍(112名を追った研究)
- 大学バスケ選手が10時間睡眠を5〜7週間続けたら、シュート精度が約9%向上、スプリントが約5%短縮(11名全員に改善)
練習量を1ミリも増やさずに、この変化が出ています。伸び悩んでいる選手が、練習を足す前に見直すべきものがある——そう考えている理由です。
現場での見分け方はシンプルです。動きと判断が鈍る。そして「朝眠い」と言い出す。この2つが揃っていたら、だいたい寝不足です。本人は気づいていないことが多いので、自分でチェックする材料として覚えておいてください。
睡眠中に体で何が起きているか、回復の4本柱(睡眠・栄養・水分・ケア)については 睡眠がすべての土台で解説しています。
で、何時間寝ればいいのか
| 年代 | 目安 |
|---|---|
| 中学生・高校生(14〜17歳) | 8〜10時間 |
| 大学生・社会人(18〜25歳) | 7〜9時間 |
| アスリート | さらに長く、9〜10時間という報告もある |
僕が選手に伝えているのは「最低8時間、理想は9時間」です。8時間を下限にしているのは、そこで怪我のリスクが変わるという研究があるからです。
現役トレーナーの視点ただし、理想は9時間でも、無理な日は無理です。21時まで練習して、帰って飯食って風呂入ったら23時。そこから9時間寝たら学校に間に合いません。
だから僕が見ているのは「取れない日が続いていないか」のほうです。週に1日2日ならどうにでもなる。でも1か月続いていたら、必ずどこかに出ます。
完璧を目指さんでええから、下限だけは割らんとこう。
年代別の詳しい目安、自分の適量の見つけ方、夜遅い練習の日の対処、試合前夜に眠れないときの考え方は 何時間寝ればいい?にまとめています。
もっと詳しく知りたい人へ
ここに書いたのは要点だけです。それぞれ深く掘り下げた記事があるので、気になるところから読んでください。
- 睡眠の役割サッカー選手にとって睡眠がすべての土台寝ていない選手は見れば分かる。睡眠中に体で起きていること、怪我のリスク、回復の4本柱。
- 睡眠時間サッカー選手は何時間寝ればいい?年代別の目安と、夜遅くまで練習がある日の現実解。昼寝は最大30分。試合前夜に眠れないとき。
- 寝具・環境サッカー選手の睡眠の質を上げる方法マットレスの硬さ、遠征用ポータブル4モデルの比較、枕は高すぎないか、そしてタダでできる3つのこと。
※「睡眠の質を上げる方法」の記事には、広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。紹介しているのは、実際に自分で使っているもの・現場で見てきたものだけです。
まとめ
- やる順番は①スマホ ②風呂90分前 ③室温 ④マットレス ⑤枕・ポータブル
- 最初の3つはタダ。ここを飛ばして道具を買うのはもったいない
- 睡眠8時間未満で怪我のリスクが約1.7倍。逆に増やすと精度もスピードも上がった研究がある
- 目安は中高生8〜10時間/大学生以上7〜9時間。僕の基準は「最低8時間、理想9時間」
- 無理な日は無理。それを毎日にしないことのほうが大事
- 寝不足のサインは「動きと判断が鈍る」「朝眠い」——自分でも気づける
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整えても抜けない疲れは、体を見せてください
睡眠を整えても取れない疲れは、体の使い方や疲労の溜まり方に原因があることがあります。どこに負担が集中しているのか、いま何を優先すべきか——第三者の目で見ると、はっきりすることがあります。S.T.R鍼灸院までお気軽にご相談ください。
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※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、医師による診断・治療に代わるものではありません。必要な睡眠時間には個人差があり、紹介した数値はあくまで目安です。不眠や強い日中の眠気が続く場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。各研究の出典は、リンク先の各記事に記載しています。